美容と経営的な


技術論

投稿日時:2017/08/28 19:06


ちょこちょこと。
お褒めの言葉を頂いたりします。
ありがたいです。

カットが上手とか。
パーマがいつも凄くいい!とか。
ワックスつけるのやばいっす。とか。
カラーちょーいいー!!とか。
神の手!!とか。。笑

いや。どれもいつも。
本当に嬉しいんですが。

実はあたくし。
自分が上手いとか。
一度も思った事ありません。。

こんな事を言うと。
怒られそうですが。
本当にそうなんですな。

世の中には。
美容師さんってのはたっくさんいらっしゃいます。
あたくしもその中の一人です。

その中でも。
自分の技術を最大のアピールポイントにして。
最大限自分を売り込む人もいれば。

SNSやらを駆使し。
カメラワークや、コピーライティング。
などなどで広く拡散し、集客に繋げる人。

皆、それぞれです。
生き残るために必死なのです。

俺は上手い!と、豪語する方もいれば。
私はそれほど。。。と言う方もいます。
どちらも正しいです。

でもあたくしは思います。
決めるのはお客様なのです。

何種類の何万人の美容師さんがいようと。
その人がどれだけの技術があろうと。

合うか、合わないか。
それを決めるのはお客様。

逆も然り。
私はうまくない。って思っていたとしても。
それがいい!と言うお客様がいる。

それが全てなのです。

昔、こんな事がありました。
まだ2年目やそこらの19、20歳ぐらいの時。
シャンプーにようやく慣れ。
カラー塗りを覚え始めた時期。
カットなんてチンプンカンプン。。

そんな時期。
いつもシャンプーだけは。
こんなあたくしを指名してくれるお客様。
ご年配の方でして。
楽しくお話をしながらシャンプーをさせて頂いてました。

そしてある時。
その方は仰いました。
「今日はあなたにカットをしてほしいわ。」

あたくしは動揺します。
カットなんてそんな。
ハサミもろくに握った事ない小僧が。
カットだなんてそんな。

当時の大先輩にその事を伝えると。
その先輩たる懐の深さ。

「やれ。」と。
「何かあれば俺がなんとかするから。」と。

そうしてあたくしは。
生まれて初めて人の髪を切ってお金を頂いたのです。

つまり。
そういう事なんだと。
あたくしは思いました。
何が大切か。
なんてのは人それぞれでいいんです。
自分で正解を作り上げていけばいいと思ってます。

さっき。
自分が上手いと思った事は一度もない。
と、書きましたが。

それは事実です。

でも。
カットをする事、カラーを塗る事。
パーマを巻く事、シャンプーする事。
ブローをする事、セットをする事。
美容師である事。

これが好きです。
大好きです。

そこに理由はいりませんよね?
だって。
好きなんだもん。

だからこそ。
上手くなりたいとは今でも思います。

終わりの無い世界だからこそ。
きっと満足が無い。

それなりのちっぽけな自信はあります。
でも。
自分が上手いとは思わない。

だから。
上手だと言われたらもちろん嬉しい。
でも仮に、下手だと言われても。
それらに一喜一憂はしません。

それを決めるのは。
他でもない。
お客様なのです。

支持されるという事はそういう事。
支持されないという事はそういう事。

何が大切か。
何を信じるか。
それは自分で見つけるもんです。
自分で作るもんです。

誰がどうこうとかじゃない。
全ては自分次第。

ヒントはそこらにたくさん落ちていて。
答えは自分で掴むもんだと。

そう思います。

それが。
あたくしの技術論。。。




















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