高2の夏。
17歳。
僕は彼らに出会いました。
真夜中にあなたの部屋で。
レスポールを握りしめ。
一緒に弾いたのを覚えています。
友達の部屋で。
オアシスを歌う君の声に。
衝撃を受けたのを覚えています。
20人満たないライブハウス。
最前列にしか人がいない横アリ。
そのステージの上で。
あなたたちは輝いていました。
今でも。
昨日の事のように思い出せます。
そのぐらい。
あなたたちの放つ光は眩しかった。
デモのMD。
ワンコインの「もしも」。
ファーストアルバム。
毎日毎日聞いてました。
あなたたちの作る音楽が。
奏でる音が。
当時の僕の心には。
どストレートに刺さりました。
それと同時に。
悔しかった。
同い年で。
こんなにも。
輝いてる人がいるんだって。
身近な存在なはずなのに。
物凄く遠く見えた。
かっこよかった。
何をするでもなく。
無駄に仲間で集まり。
時間を持て余し。
将来の事なんて何も考えていなかったあの頃。
深夜のセン南。
中央公園。
その日もいつものように。
みんなで戯れてた。
当時、活動休止中だった君たち。
僕は聞きました。
「これからどうすんの?」
君は言いました。
「俺は野田とバンドをやりたい」
当時から君は。
まっすぐに未来を見ていました。
18歳でした。
昨日の夜。
NHK。
18祭を見ました。
あの頃の。
俺らと同じ歳の子たちが。
自分と戦ってる姿を見て。
胸に刺さる物がありました。
自分たちが18歳だった当時。
その時の思いを語ってるあなたたちの言葉を聞き。
僕も当時の事を思い出しました。
進路、就職。
ルールの中で生きなければいけないもどかしさ。
何かを決めなければいけない重圧。
先の見えない不安。
同じように戦ってる今の18歳。
俺もそうだった。
仕事柄。
18歳の子たちと話したりします。
18歳じゃなくても。
みんなもがいてます。
自分の道を作るために。
未来を斬り開くために。
答えを出してあげられる訳でもないし。
自分の足で立ち上がって欲しいと願います。
でも。
そのもがいている姿も愛おしいと思います。
正解というのは。
自分で作っていくものだから。
手探りで。
チャレンジして。
打ちひしがれて。
年月をかけて。
人生をかけて。
作り上げていくものです。
そしてそれは。
33歳になった今も。
ある意味変わってないです。
もがいてます。
だからみんな一緒。
大切な事を。
思い出させてくれた昨日の夜。
今、「人生出会い」を聞きながら。
あなたたちに感謝します。


ありがとう。
VIVA!! freedom!!