俺の一人語り


18祭

投稿日時:2018/10/09 18:15


高2の夏。
17歳。

僕は彼らに出会いました。

真夜中にあなたの部屋で。
レスポールを握りしめ。
一緒に弾いたのを覚えています。

友達の部屋で。
オアシスを歌う君の声に。
衝撃を受けたのを覚えています。

20人満たないライブハウス。
最前列にしか人がいない横アリ。

そのステージの上で。
あなたたちは輝いていました。

今でも。
昨日の事のように思い出せます。
そのぐらい。
あなたたちの放つ光は眩しかった。

デモのMD。
ワンコインの「もしも」。
ファーストアルバム。
毎日毎日聞いてました。

あなたたちの作る音楽が。
奏でる音が。
当時の僕の心には。
どストレートに刺さりました。

それと同時に。
悔しかった。
同い年で。
こんなにも。
輝いてる人がいるんだって。

身近な存在なはずなのに。
物凄く遠く見えた。

かっこよかった。

何をするでもなく。
無駄に仲間で集まり。
時間を持て余し。
将来の事なんて何も考えていなかったあの頃。

深夜のセン南。
中央公園。
その日もいつものように。
みんなで戯れてた。

当時、活動休止中だった君たち。

僕は聞きました。

「これからどうすんの?」

君は言いました。

「俺は野田とバンドをやりたい」

当時から君は。
まっすぐに未来を見ていました。

18歳でした。

昨日の夜。
NHK。
18祭を見ました。

あの頃の。
俺らと同じ歳の子たちが。
自分と戦ってる姿を見て。
胸に刺さる物がありました。

自分たちが18歳だった当時。
その時の思いを語ってるあなたたちの言葉を聞き。
僕も当時の事を思い出しました。

進路、就職。
ルールの中で生きなければいけないもどかしさ。
何かを決めなければいけない重圧。
先の見えない不安。

同じように戦ってる今の18歳。
俺もそうだった。

仕事柄。
18歳の子たちと話したりします。
18歳じゃなくても。
みんなもがいてます。
自分の道を作るために。
未来を斬り開くために。

答えを出してあげられる訳でもないし。
自分の足で立ち上がって欲しいと願います。
でも。
そのもがいている姿も愛おしいと思います。

正解というのは。
自分で作っていくものだから。

手探りで。
チャレンジして。
打ちひしがれて。

年月をかけて。
人生をかけて。
作り上げていくものです。

そしてそれは。
33歳になった今も。
ある意味変わってないです。
もがいてます。

だからみんな一緒。

大切な事を。
思い出させてくれた昨日の夜。

今、「人生出会い」を聞きながら。
あなたたちに感謝します。



























ありがとう。

VIVA!!  freedom!!