8月15日。
終戦記念日。
戦争を経験している人たち。
当時の記憶が残っている人たちが少なくなって。
「生」の経験談を聴ける機会というのが減っていく。
俺もいまいちピンとこない。
でも、年に一回愛媛のばあちゃんに会えば。
必ずその頃の話を聞くようにしてる。
毎年、毎年。
敢えて、聞いてる。
当時の残っている写真などを見ながら。
満洲での話。
流れ弾に被弾した話。
脇腹に今も残る銃傷。
でも、今年は聞けない。
愛媛に行けない。
ばあちゃんはいつも言う。
「戦争なんて絶対いかん。あんな思いはもう嫌じゃ。」
でも、こうも言う。
「あれだけ辛いことはないわい。
しんどい事や辛い事があったとしても。
あの時に比べればマシや。」
そして最後に。
「今がええよ。今は本当にええ時代よ。」
毎回、心が痛くなる。
いつも、感じる事がある。
毎年、湧き上がってくる思いがある。
「戦争」って本当にあったんだ。
ばあちゃんの話を聞いていつもそう思う。
そんなに悲惨な出来事が。
この日本で本当にあったんだ。
毎回、そう思う。
先人たちが切り開いてきてくれた未来に俺たちは立ってて。
時代やテクノロジーは進化していくけど。
忘れてはいけないものもあって。
たくさんの人たちの血と汗と涙が。
今のこの世の中を作ってくれているんだ。
ばあちゃんの話は。
そんな事を教えてくれる。
目に涙を浮かべながら。
清々しく、潔く。
いつも俺に話してくれる。
その時間が俺にとって。
戦争を一番身近に感じる時。
今、俺ができることは。
そんな日本人の大先輩たちに。
感謝と敬意を心に留めながら生きること。
「全ては繋がっている」
という事を感じながら生きる事だと思う。
合掌。
VIVA!! freedom!!