自由帳


ばあちゃんの脇腹

投稿日時:2020/06/14 20:35


本日も完売。

ありがとう。

感謝です^^



それぞれの時代背景を読み取っていくと。

必ずその時の世界情勢には光と闇があって。

人々は常に希望と恐怖に挟まれて生活していたはずで。

いつ爆弾が落ちてくるかわからない中で。

どこからミサイルが飛んでくるかわからない中で。

そんな状況が日本でもあった訳で。

まるで他人事のようだけど。

つい数十年前の話なんだよ。



戦時中に生まれたうちのばあちゃんの話を聞くと鳥肌が立つ。

満洲にいた時の話とか。

流れ弾に被弾して目の前で妹を失って。

大量に血を流しながら死んでいく妹を、
ただただ抱き抱えることしかできないんだ。

自分の脇腹にも銃弾の後が残っている。

今、命があるのが奇跡。

そんな時代が、ついこの前まであったんだ。



1日を終えるということが。

今とは比べ物にならないほど過酷だっただろうし。

米もろくに食えない時代。

沢庵がご馳走だったかもしれない。



「自分の命は自分で守る」

否が応でも皆が自覚していた時代。

文句なんて言ってる場合じゃない。



それに比べれば、今は随分と便利になり。

テクノロジーが発達して、文明は進んだ。

それを生み出したのは紛れもなく人間で。

それぞれの時代を切り開いてきた。

でも、いつの時代も皆が口を揃えて言うのは、

「時代の流れは早い」

と言うこと。

飲み会の中のセリフの一つに出てきそうなフレーズを。

100年前の偉人たちも同じように酒を飲みながら言っていて。(知らんけど。。笑)

でも、実際に時代というのは生きている。



ウイルスの危機に晒されるのも。

人類の歴史上初めてではない訳で。

今後の日本にもさらなるあらゆる危機が訪れるかもしれない。

今回は乗り切れても。

もしも、首都直下型地震が来たら。

もう。

何もかもがグチャグチャになる。

災害も全部そう。



命があればなんとかなる。

でもその先。

この世界のルールで生きていくなら稼がないといけないから。

稼がなくてもいいぐらいにキャッシュを持つか。

キャッシュを増やす武器を持つか。

キャッシュを超える信用を稼ぐか。

キャッシュも信用も手にできる武器を持つか。



俺の店だって明日潰れるかもしれないし。

地震でペシャンコになったり。

豪雨で沈んだり。

台風で吹き飛んじゃったり。

いきなり無くなっちゃったり。

3年後ここにあるなんて保証はどこにもない。

「一生続けよう」なんて微塵も思わない。

だからこそ。

「次は何やろうかな?」

そう思うのは至極当然で、当たり前だと思う。

生き残るために。

時代に順応していくために。

そして何よりも。

常に楽しんでいられる自分であるために。


「自分の軸はどこにある?」

これを問い続けることは凄く大事なこと。

その芯が深ければ深いほど折れることはない。


銃弾の後が残る脇腹を見せながら。

「これは、ばあちゃんの勲章じゃ!!」

なんて笑いながら言えちゃうばあちゃん。

ブレない軸がそこにあるかのように深い傷跡。

俺はあなたの孫でよかったよ。

ありがとう♪



ちなみにこの前。

90歳のばあちゃんが送ってきたメールの内容は。

「スターホーム楽しんでるでー!!」

だった。

ステイホームね。笑

















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